「アメリカの大学に留学したい。けれどどうやって選んだらよいかわからない」 「留学を失敗したくない」 せっかくのアメリカ留学。実りあるものにしたいですよね。 日本でも都道府県によって県民性が変わるように、アメリカも州によって環境が異なります。自分にあった土地、大学選びが重要です。 今回はアメリカ留学をお考えの方向けに「どういった点に気をつければよいのか」、そのポイントをご紹介します。 アメリカの大学へ留学を考えている方は、ぜひご覧ください。
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目次
アメリカの大学がオススメな理由
なぜアメリカの大学がおすすめなのか?アメリカの大学を志望している方はそれぞれすでに行きたい理由があるかと思いますが、一般的にオススメな点は3つあります。
- アメリカの大学は約4000校もあり、選択肢が多い
- 途中で専攻を変えることもできる
- いろいろな国の人と触れ合える
アメリカには、約4000校の大学があるため選択肢が多いです。 少人数教育が行き届いている大学や、学びたい分野に特化している大学など、自分が大事にしたいポイントを持っている学校が必ず見つかるはず。選択肢が多いのはよいですよね。 また学びたい分野が入学当初は無くても大丈夫。入学後に専攻を変えることもできるため、わざわざ違う学校に転入する必要もありません。 そしてアメリカは人種のサラダボウルといわれるほど、いろいろな国の人々がやってきます。多様性を身につけるにも十分よい環境です。
アメリカの大学の選び方!5つのポイント
アメリカの大学の選び方には、大きく分けて5つのポイントがあります。
- 大学の種類
- 大学の立地(何州か、都会なのか田舎なのか)
- 大学の規模やカリキュラム
- 学費
- 学生の構成
どういった大学へ行くのか、何州の大学へ行くのか。留学にはお金が必要なので、どれくらい学費がかかるのかも知っておく必要があります。 留学生がどれくらいいるのかも重要なポイントのひとつです。 それぞれ詳しくご紹介していきます。
アメリカの大学の種類(4年制・2年制、公立・私立)
アメリカの大学には、大きく分けて4年制の大学と2年制の大学があります。 それぞれに特色があり、学費等も異なるので自分にあったところを選びましょう。
1. 4年制
4年間学ぶ大学の種類をご紹介します。
リベラルアーツカレッジ
リベラルアーツカレッジで学べる分野は幅広く、学生にいろいろな知識を身につけることに力をいれています。全米に600校程度ありますよ。 1つのクラスで学生は10名から20名程度となっており、全校で2000人ほどの小規模な学校が多いです。 また学校の周囲は豊かな自然に溢れていることが多く、落ち着いた場所で学びたい人にもぴったりな環境となっています。 少人数教育を受けたい方、大学の友人と密な関係を築きたい方、幅広い知識を身につけて世界に羽ばたきたい方にオススメです。
総合大学
総合大学には公立の州立大学と、私立大学があります。 州立大学は、その州に住む学生を優先的に採用しており、州外の住人や留学生の入学はなかなか難しくなっています。 私立大学は一般的に公立大学より学費が高いものの、住んでいる場所によって入学難易度が変わることはありません。アメリカの大学で有名なハーバードやイェール、コロンビア大学はここに分類されます。 総合大学は幅広く、そして深く学問を学べる大学です。大学院も併設しており、教える講師も研究者が多いなど専門性が高い特徴があります。 リベラルアーツカレッジに比べると生徒数も多く、留学生にとっては難しいかもしれませんがレベルの高い環境で学びたい方にはオススメです。
専門大学
専門大学とは、建築や音楽、美術やビジネスなど特定の専門分野が学べる大学のことです。 入学試験では一般的な大学と異なり、作品提出が求められるケースもあります。 アート方面で学びたい分野がある方は、専門大学で学ぶことをオススメします。
2. 2年制大学
2年間学ぶ大学の種類をご紹介します。
公立2年制大学
公立の2年制大学は、全米に1000校近くあります。コミュニティカレッジともいわれ、望めばだれもが学べる場所です。 主に地域住民を対象に、多様な教育を低価格で提供しています。 入学試験がゆるく、また授業料も安いため留学生に人気があるのが特徴です。
公立の2年制大学には、「職業教育コース」と「進学コース」があります。 職業教育コースでは仕事に就くための教育が行われます。すぐに就職したいアメリカの学生が選びますね。 進学コースでは2年間学んだ後、条件に合格すれば4年制の大学へ編入・進学ができます。 レベルの高い4年制の大学の入学基準を満たせていない学生が、まず2年制の大学から入学し4年生の大学に編入するケースも多いです。
また、4年制大学は学費が約500万円以上かかるところが多いのですが、コミュニティカレッジは年間100万〜200万円程度。 学費を抑えるために最初はコミュニティカレッジを選んで、2年後に4年制の大学へ編入する方もいます。 英語力や学業成績が足りない場合や、高額な学費をすぐに捻出できない方は公立の2年制大学からはじめてみてもよいかもしれません。
私立2年制大学
私立の2年制大学は、小規模で学生寮を備えている大学が多いです。独立した組織や宗教団体によって運営されています。一般的にジュニアカレッジと呼ばれますね。 授業料はコミュニティカレッジよりも高額ですが、こちらも4年制の大学へ編入することを想定したコースが用意されています。 中には編入率が高い大学もあるようです。 行きたい4年制大学の編入率が高いジュニアカレッジがあれば、検討してもよいでしょう。
大学の立地はどこがいい?都会?田舎?
行きたい大学の種類も大事ですが、その立地も重要です。 アメリカ大陸は広大で、州によっても特色があります。交通の便がよく先進的な都会か、豊かな自然に囲まれた田舎でのんびりと学ぶのかによっても大学選びは変わりますよね。 場所によっては気候も違うため、過ごしやすい環境を選びましょう。
- 自分の興味のある場所(好きな都市や気になる美術館がある場所など)
- 過ごしやすい気候かどうか
- 日本からの交通の便はどうか
- 日本人は多く住んでいるか。人口の分布
- 留学生は多いか
アメリカらしさを感じる場所に留学したいのであれば、ニューヨークやロサンゼルス。 歴史的な街並みや美術館など文化を感じたければ、ボストン。 少しのんびりとした田舎で学びたければサンディエゴ。 初めての留学でいろいろと不安だから日本のスーパーやレストランが充実しているところがよければシアトル。 州によってそれぞれ特色があります。何を優先したいのかを考えて選んでいきましょう。
大学の規模やカリキュラムを確認しよう
留学候補の大学に生徒はどれくらいいるのか、少人数教育を実施しているのか、大人数なのかも確認しましょう。 留学生に手厚いサポートがあるのかも、英語力に自信のない方はチェックした方がよいです。 英語力にある程度の自信があり、アメリカの大学で高度な授業を受けたい方は4年制の私立大学。4年制の大学には行きたいけれど、少人数教育でアメリカ人や他の留学生とも親密な関係を築きたい方はリベラルアーツカレッジなど、大学は変わってきますよ。規模やカリキュラムは要チェックです。
大学によって学費は違う!どのくらいが相場?
もちろん、大学によって学費は異なります。
1. 大学の授業料について
授業料平均 | 調査年度 | |
---|---|---|
州立の4年制大学 | 22,698ドル | 2021年 |
私立の4年制大学 | 38,185ドル | 2021年 |
2年制大学(参考) | 8,000~10,000ドル |
※文部科学省が発表した『諸外国の教育統計 令和3(2021)年版』参照
これらの金額はあくまで平均のため、スタンフォード大学やハーバード大学のように授業料が5万ドル以上する大学もあります。 留学するときに円高か円安かによって費用は変わりますが、おおよそこれくらい学費がかかるのだと認識しておきましょう。 注意:上記の授業料以外に寮費や生活費、渡航費用や保険費用などもかかるため、更に2~3万ドルのコストがかかりますのでご注意を。
行きたい大学の男女比は?留学生はどのくらいいる?
行きたい大学の男女比率や、留学生がどのくら在籍しているのかも判断するポイントになります。 自分が快適に過ごせる環境か、判断材料のひとつになりますよ。 留学生が多い学校は、留学生にとって過ごしやすい制度が整えられていたり、カリキュラムに留学生用の英語コースが備わっていたりします。 リサーチしてみてくださいね。
アメリカ留学を失敗しないためにも大学選びは慎重に!
アメリカの大学へ留学を考えている方向けに、大学の選び方をご紹介しました。 【アメリカの大学留学選び5つのポイント】
- 大学の種類(4年制か2年制か、私立か公立か)
- 大学の立地
- 大学の規模やカリキュラム
- 学費
- 男女比や留学生の比率
最高の留学をするのに、大学選びは重要です。 自分にあった大学を選びましょう。
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