SAT試験を受験する場合、その試験科目はReading, Writing and Listening, Mathの3種類。
3科目それぞれの問題数と試験時間、配点は以下のようになっています。
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科目
問題数
試験時間
配点
Reading
52問
65分
800点※
Writing and Language
44問
35分
800点※
Math
58問
80分
800点
※ReadingとWriting and Languageは2科目で800点となります。
この表からもわかるように、ReadingとWriting and Languageは形式上分かれているものの、配点は一括りに800点となっているため、しばしば併せてEnglishと扱われます。
Englishパートは100分間で96問の問題を解かなければならず、単純計算で1問に1分ちょっと。文章を読んだうえで回答する問題も多いため、時間的に非常にシビアな試験であることがわかりますね。
また、Mathの場合は80分間で58問、単純計算で1問あたり約1.4分。Englishに比べると余裕がありそうに見えますが、Mathでは単純な計算問題だけでなく、複数の計算過程が必要な応用問題も出題されます。そのため、ゆっくり計算していては時間内に終わらせることはできません。
このように、SAT試験はEnglishとMathいずれのパートにおいても制限時間に対して問題数が非常に多いのが特徴です。そのため、時間内にすべて解き切るためには、いかに効率的に解いていくかが重要となります。
詳しいSATの概要や申込方法については、こちらの記事で解説しています。
☞ 【最新SAT対策情報】SAT試験とは?試験概要~申込方法まで徹底解説
SAT試験の英語(English)対策
SAT試験は主にアメリカの高校生、つまり英語を母国語とする学生が受験する試験です。そのため、外国語として英語を学んでいる私たち日本人にとっては難度の高い英文が出題されます。それらを読み解いて高得点を狙うには、各形式の特徴を掴んで、適切に対策を取っていくことが重要な意味を持ちます。
ここでは、ReadingとWriting and Languageそれぞれのパートごとに、その特徴と対策方法を確認していきましょう。
Writing and Languageパートでは、意図的に誤りを含んだ英文が出題されます。そこで求められるのは、それらの英文を「正しく修正すること」。イメージとしては、自分が学校の先生となって、生徒の書いた作文を添削するようなものです。
誤りの種類はさまざまありますが、代表的なのが「英文法の誤り」です。たとえば、文章の構造やピリオドの打ち方などに誤りを含んだ英文が出題され、それを正確に修正する力が問われます。中には、敢えて修正するところの無い英文が紛れ込んでいることもあり、そのような場合は[NO CHANGE(修正無し)]という選択肢を選ぶ必要があります。
とはいえ、すべてが「文法の誤り」というわけでもありません。文章の中に本来書かれているはずのない内容が紛れ込んでいる「情報の誤り」や、図表に示されていることの「解釈の誤り」など、さまざまな形式が含まれています。そのため、Writing and Languageで高得点を取るためには、英文法に関する正確な知識に加えて、文章の情報や解釈を適切に読み取る力も求められます。
SAT試験はアメリカの大学入試に使われる試験であるため、日本人が受験するには非常に難度の高い試験です。しかし、Reading, Writing and Languageを併せたEnglishパートとMathパートのそれぞれでしっかり対策を取ったうえで受験すれば、日本人受験者でも十分にハイスコアを狙うことが可能です。今回説明したことを参考にして、満足のいく結果を掴み取りましょう。
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