「オーストラリアやニュージーランドの大学に留学したいけど、どうすればいい?」 「大学に入るために必要な書類や学力ってどのくらい?」 オーストラリアやニュージーランドの大学に入るためには何をすればよいのか、わからないことがたくさんありますよね。 日本は同じ受験日に受験生が一斉に試験を受けますが、オーストラリアやニュージーランドは試験はなく書類選考のみ。 日本とはまったく異なる入学方法のため、混乱することも多いと思います。 今回は、これから大学留学を考えている方に向けてどういった進学方法があるのか、必要書類は何かをご紹介していきます。 オーストラリアやニュージーランドへの留学を考えている方はぜひご覧ください。
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目次
オーストラリア・ニュージーランドの大学は高校卒業と同時に入学できない?
オーストラリアやニュージーランドの大学に入学するためには、主に3つの方法があります。
- 高校卒業後、直接入学する
- ファウンデーションコースに通う
- TAFE(職業訓練専門学校)から編入する
今回は、このうちの1と2について詳細をご説明していきます。 ※上記以外にDiploma(ディプロマ)コースから大学に入る方法もあります
1. 直接入学
高校を卒業後、直接現地の大学に入学する方法です。 オーストラリアの大学で直接入学できる大学は一部になります。また各大学により入学条件がそれぞれ異なります、さらに学部によっても条件が変わります。 自分が行きたい大学が直接入学可能か、まずは確認してみてくださいね。
- 高校の成績:3.0前後〜
- IELTS:6.0以上
大学名 | 入学基準 | IELTS※ |
---|---|---|
Murdoch University (WA) | 高校の成績3.5以上 | 6.0 (各セクション6.0以上) |
Griffith University | 高校の成績3.7以上 | 6.5 (各セクション6.0以上) |
IELTS(アイエルツ)は、英語力を測るもので、世界で300万人以上が毎年受験している公的な試験です。
6.0という数値は、IELTS公式サイトによると「不正確さ、不適切さ、および誤解がいくらか見られるものの、概して効果的に英語を駆使する能力を有している。特に、慣れた状況においては、かなり複雑な言語を使いこなすことができる」レベル。 スコア6.0が大学に入学できる最低ラインとなっています。 基準値を満たせば現地の大学に入学することはできますが、直接入学はあまりオススメできません。なぜなら大学の授業形式についていけず、満足な大学生活を送れない可能性があるからです。 オーストラリアやニュージーランドの大学は、グループワークやディスカッションなど自分で考えて話す授業が多いです。レポート提出も多くあります。日本の高校でそういった練習をしてこなかった生徒がいきなり海外の大学へ行くと、かなり混乱しますよ。 自分が授業についていけるのか不安な方は、以下の2つの方法をオススメします。
2. ファウンデーションコースの受講
ファウンデーションコースとは、大学進学準備のための学校です。 大学に進学できるレベルの英語力が足りない方や、大学での授業の準備をしたい方が入学します。 なかには大学に付属しているところもあり、そのまま大学へ進学しやすくなっている学校もあります。 ファウンデーションコースを受講後、テストを受け基準を満たすと大学に進めますよ。 【ファウンデーションコースに入学するために必要なスコア】
- IELTS:4.5以上 ※学校により異なります
大学に直接入学するよりは、求められているスコアは低くなっています。ファウンデーションコースを受けている約1年の間に、これらのスコアを伸ばしていくイメージです。 大学で苦労しないように、アカデミックな英語やレポートの書き方等を学びましょう。 IELTS4.5も満たしていない方は、現地の語学学校に通うなどしてスコアを高める必要があります。
オーストラリア・ニュージーランドの大学に入学するために必要なもの
オーストラリア・ニュージーランドの大学に入学するために、必要なものは4つあります。1つずつご紹介していきます。
1. 大学指定の願書
アメリカやイギリスは1つの願書で複数の大学に応募できますが、オーストラリアやニュージーランドはそれぞれ別々に申し込む必要があります。 願書は資料を問い合わせてもらう場合と、ネット上で入力する場合があります。行きたい大学のホームページを確認し、入手してくださいね。
2. 高校の卒業証明書
高校の卒業証明書も、入学の際は必要になります。卒業証明書は、英文で書かれたものを用意してくださいね。 英文の卒業証明書を発行する高校は珍しいため、事前に通っている高校に英文の卒業証明書が欲しいと伝えておきましょう。 卒業証明書は、もしものために何枚かコピーしておくことをオススメします。
3. 高校の成績表
高校3年間の成績表も必要です。卒業証明書と同様、英文で用意してください。慣れていない高校の場合、作成するのに時間がかかるでしょうから、早めに伝えておくとよいですよ。 高校の成績表を手にしたら、事前に自分でGPAを計算しておきましょう。GPAの数値で入学可否を判断されます。自分の成績で行きたい大学に入学できそうか知っておくことが大事です。 大学に入学できる目安はGPA3.0以上となっています。入学できる可能性を高めるために、普段からよい成績を修められるよう頑張りたいですね。
4. IELTSやTOEFLなどの英語試験スコア
IELTSやTOEFLのスコアで、あなたが大学に入学しても授業についていける英語力を持っているのかを判断されます。IELTS6.0以上、TOEFL60~79程度のスコアも持っていると望ましいです。 このスコアは、たまに不正確で誤ることもあるが基本的には理解でき、慣れた状態では複雑な言葉も理解できるレベルを指しています。 学校の授業についていけるよう、普段から英語力を鍛えていきたいですね。
オーストラリア・ニュージーランドの大学に合格するのに必要なレベル
オーストラリアやニュージーランドの大学に入学するために必要なレベルをまとめると、以下の通りになります。
【大学入学に必要なレベル】 成績:3.0以上 ※学校により異なります IELTS:6.0以上 ※学校により異なります 【ファウンデーションコース・TAFE入学に必要なレベル】 IELTS:4.5以上 ※学校により異なります
大学の選考が開始されるまでに、これらのスコアを満たすようにしておきましょう。 もし入学したい前年の9月までに基準に達しなかった場合は、現地の語学学校に通うなど他の方法を考える必要があります。
オーストラリア・ニュージーランドの大学に留学するにはいつから準備が必要?
オーストラリアもしくはニュージーランドの大学へ進学する場合、必要なのは高校成績と英語力を示すIELTSやTOEFLのスコアです。高校の成績は高校3年間の成績が対象となるため、高校入学時からよい成績を得られるように勉強を頑張りましょう。 テストでよい成績を修めるだけでなく、授業態度にも気をつけてくださいね。 IELTSやTOEFLは、何度も受験できる英語のテストです。将来大学に進学したいと思ったときから、テスト対策をしっかりと行い、目標スコア以上を獲得しましょう。 ちなみにTOEFLとIELTSのスコアは試験日から2年間有効です。できれば願書を提出するその年に高スコアを取っておきたいですね。 願書の受付は、入学したい年の前年の9月から開始されます。定員に達し次第受付を終了してしまうため、できるだけ早めに提出しましょう。9月の中旬、下旬には提出できるよう、8月までには必要書類を揃えておくことをオススメします。
オーストラリア・ニュージーランドの大学の入学方法を知って、入念な準備をしよう!
オーストラリアやニュージーランドの大学は一斉に試験を行う日本とは異なり、書類選考で合否が決まります。この書類選考は、ご自身が長い時間頑張ってきた結果が評価される形式。留学に行きたいと思っても、その時点でTOEFLやIELTSのスコアをとれていなかったり、学校の成績が悪いと入学がすでに難しい場合もあります。 それでも諦めてはいけません。留学したいと思ったときから、行動していきましょう。TOEFLやIELTSの試験対策や、アカデミックな英語を身につけたいとお考えの方はオンラインスクールケドテックにお気軽ご相談ください。
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