お子さんのイギリス留学を考えている方に、ぜひ検討して欲しいのが「ボーディングスクール」です。 ボーディングスクールでは、子どもたちが寮で暮らしながら学校生活を送ります。 寮には教師も住んでおり、安心な環境で少人数教育が受けられますよ。 大学進学率も高いため、将来海外の大学に進学を考えている方にもオススメです。
今回は世界にあるボーディングスクールの中でも、イギリスのボーディングスクールに焦点を当てていきます。 イギリス留学を考えている方は、ぜひご覧ください。
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目次
イギリスは伝統ある国
イギリスは日本の国土の約3分の2ほどの面積で、首都はロンドンにあります。 各方面からの低気圧と高気圧により天気は変わりやすい傾向にありますが、西に流れるメキシコ湾流と偏西風により基本的に夏は涼しく、冬は暖かい気候です。(コトバンク:イギリスについてもっと詳しく) イギリスの伝統的な町並みや、風景が好きな方、本場のイギリス英語を学びたい方にオススメの国となっています。
ボーディングスクールとは?
ボーディングスクールとは、寮制の学校のことです。 イギリスでは、8歳から13歳までが通う学校を「プレップスクール」。 13歳から18歳までが通う学校を「シニアスクール」や「パブリックスクール」と呼びます。 子どもたちは、多感な時期をさまざまな国から来た友人と過ごします。 共同生活をしていく中で、協調性や自立性が身につけられますよ。
イギリスのボーディングスクールがオススメな理由
世界にあるボーディングスクールの中でも、イギリスのボーディングスクールがオススメな理由を2つご紹介します。
1.英語が公用語のため、英語力がアップしやすい
イギリスは英語が公用語の国。 そのため、当然まわりは英語オンリーの環境です。 英語漬けの環境の方が英語力が上達しやすいため、他の言語を主としている国に留学するよりも英語が早く話せるようになります。
2.世界中の大学に進学しやすい
イギリスのボーディングスクールでは、国際バカロレア(IB)など世界に通用する資格を獲得できるようにカリキュラムが組まれています。 そのためイギリスの大学はもちろんのこと、アメリカなど他国の大学にも進学が可能です。
イギリスのボーディングスクールをご紹介
イギリスにあるボーディングスクールをプレップスクールとシニアスクールに分けてご紹介します。
・プレップスクール(8歳〜13歳まで) パブリックスクールに入学するための準備校的な位置づけ。
学校名 | 学校名 |
---|---|
Highfield School (ハイフィールド・スクール) | 3歳から8歳が通うBrookham(ブルックハム)と一貫の学校。ロンドンから1時間もかからない場所にあるが、田舎で広大な自然に囲まれている。 卒業後は名門シニアスクールに進学する生徒が多い。 |
Summer Fields School (サマー・フィールズ・スクール) | 1864年に設立。体育設備が充実しており、音楽や芸術にも力を入れている学校。 生徒のほとんどがザ・ナインに進学する。 |
・シニアスクール、パブリックスクール(13歳〜18歳まで) イギリスの伝統ある進学校「The Nine(ザ・ナイン)」の代表校とその他の学校
学校名 | 学校名 |
---|---|
Winchester College (ウィンチェスター校) | 1382年設立。ザ・ナインの中でも最古。 男子のみの全寮制学校。さまざまな学問を幅広く学ぶことが可能。 |
Eton College (イートン校) | 1440年設立。男子全寮制の学校。オックスフォードやケンブリッジに多数の生徒を輩出している。 |
Shrewsbury School (シュルーズベリー・スクール) | 1552年設立。男女共学制で、寮制と通学制が選択できる。世界最古のクロスカントリーランニングクラブがある。 |
Rugby School (ラグビー・スクール) | 1567年設立。イートン校と並ぶ難関校。男女共学制で、寮制と通学制が選択できる。ラグビーやフットボール発祥の学校。 |
Harrow School (ハロウ・スクール) | 1572年設立。男子全寮制の学校。多数の英国首相を輩出している。 スカッシュ発祥の学校。 |
St Edward’s Oxford (セント・エドワーズ・オックスフォード) | 1863年設立。芸術やスポーツにも力をいれている。 |
Lord Wandsworth College (ロードワンズワース・カレッジ) | 1928年設立。広大な土地と充実した設備が特徴。さまざまなスポーツに取り組みつつ勉学に励みたい人に適している。 |
他にもさまざまなボーディングスクールがあります。 ぜひお子さんに適した学校を選んでみてください。
イギリスのボーディングスクールにかかる費用
実際にボーディングスクールに通うとなると、いくら必要になるのか気になりますよね。 あくまで概算ですが、どれくらいかかるのかご紹介します。
学費(寮費・食事代含む)
通う学校にもよりますが、おおよそ4万ポンド。日本円にすると640万円(1ポンド160円で計算)ほどかかります。 高額ですが、寮の滞在費用が入っていることや高品質な教育を受けられるメリットを考えると仕方がないのかもしれません。
ガーディアン費用
イギリスでは18歳未満の子どもが長期留学する際に親がイギリスにいない場合は、「ガーディアン」という後見人をつけることが義務付けられています。 イギリスにガーディアンになれる親戚等がいない場合は、新たに頼む必要があります。 ガーディアン費用は頼む人にもよりますが、年間30万円以上はかかります。
その他費用(生活費・渡航費など)
子どもが自由時間に使えるお金や生活費が別途必要となります。 また長期休暇などで寮から出る必要がある際は、別の宿泊・滞在費用がかかります。 お子さんが帰国するのであれば、航空券の費用もかかりますね。 ご家庭の事情にもよりますが、年間に最低でも10万円以上はかかると思っていたほうがよいかもしれません。
ボーディングスクールに入学し通うために必要な事
ボーディングスクールに入学するためには、どのような書類が必要になり、どのような試験を受けるのか、ご説明します。
1.出願に必要な書類
学校にもよりますが、以下を求められることが多いです。
- オンライン登録フォームへの記入(登録料や出願料150ポンド〜400ポンド)
- ISEBの試験結果
- 学校の成績表
- 在籍する学校の校長からの推薦状
受験したい学校を選んだら、受験に必要な書類や入試科目などを確認しましょう。。
2.入学試験
入学試験は学校によりことなりますが、以下の項目があることが多いです。
- 英語
- 数学
- 面接
オンラインでのテストや、現地での面接が必要となります。
3.必要な英語のレベル
プレップスクールではそれほど英語力は求められませんが、シニアスクールやパブリックスクールを受験する場合はかなりの英語力が求められます。 TOEFL iBTだと80~90点(IELTS6.5程度)をとれる力が必要になります。 早い段階から英語を学び、身につけることが重要です。
イギリスのボーディングスクールでの生活を豊かにするために英語を学ぼう
この記事ではイギリスのボーディングスクールの特徴や、受験に必要な英語力などをご紹介しました。 ボーディングスクールに通うためには、留学前から英語力を高めておく必要があります。 早い段階からしっかりとした準備をしておく事をおすすめします。
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